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Good数ソート

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ユーザー名: 名無し
ギリギリ骨董屋
お題:田中,骨董屋,今月
私は貧乏な骨董屋。大好きな芸術品に囲まれながら過ごす毎日はとても幸せなものだった。
しかし、家計は常に火の車。
何か売れなければ今月の家賃を支払えないというところまで貧窮してしまったのである。
大家の田中さんは厳格で有名。このままでは店を立ち退きになってしまう。
そんなとき、外に老人の姿が見えた。
思わず顔がほころんだ。常連の山田さんだ。
山田さんは大の芸術品好きで、時々店に顔を出しては、必ず何かを購入してくれるのだ。
しかし、山田さんはそのまま店を通過してしまった。外を覗くと、小さい男の子と手を繋いでいた。
孫と一緒だったため、店に立ち寄ってくれなかったようだ。
落胆し天を仰いだ私の前に、一台のタクシーが停車した。
降りてきたのは帽子を被った老婦人。まっすぐ店に向かって歩いてきた。お客様だ。
「いらっしゃいませ」
「家賃出せ」
帽子の奥に見えたのは、田中さんの顔だった。

2019-08-30 00:10:22


ユーザー名: 歪鼻
それいけ!半田先生!
お題:校則,狩人,先生
校則を顧みぬ生徒らを取り締まるべく、風紀顧問の半田先生は今日も校舎を往来する。
未来の違反者を見つけては生徒の髪を脱色して取り締まる。さながら風紀の狩人だ。
「詐欺だろ!」
生徒の信頼はアツい。

2019-07-17 17:00:05


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ユーザー名: reito24
雪の精霊
お題:友達,冬,雪だるま
僕の住む町では年に一度だけ大雪が降る。決まった日時というわけではないし、そんな兆候があるわけでもないのだけれど、今年だって大雪は突然やって来て一晩で町を覆ってしまった。
僕は友達がいない。だから休日は滅多に外にでないのだが、いつもこのときだけは何故か無性に外出したくなってしまう。
きっと朝に臨時集会があるせいだろう、厚着をして屋外に出てみると僕以外誰もいなかった。いや、正しくは僕と一体の雪だるまだけが、どこまでも白い冬景色のなかにぽつんと立っていた。
不思議なことに僕とその雪だるまは日がくれて、雪が橙赤色に染ってしまうまで見つめ合いながらたった二人で立っていた。まるで自分の居場所がわからなくなるくらいに。

雪が解け去った次の日、その村には誰一人居なくなっていた。

2019-06-01 21:17:54


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ユーザー名: whitmire
お寿司たべたい
お題:魚,ランキング,強い
ここはお寿司屋さんランキング3位のお店、僕はできあがった寿司を食べる客。このお店の自慢はネタへのこだわりだ。お魚は早朝卸した新鮮なものを使う。まな板に乗せてもピチピチと跳ね荒波にも強い力で進みそうだ。

2019-04-20 12:06:51


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ユーザー名: whitmire
自然
お題:ドライブ,デート,曲
ドライブデートでステレオにかける曲を決める。走行中助手席に座る兎に尋ねた。ヘビーメタルがいい?それとも賛美歌?外の暗く静かに流れる景色を見ながらいった。「窓を開けて、それだけでいい」

2019-04-19 21:05:40


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ユーザー名: whitmire
老いぼれたビジネスマン
お題:地球,征服,計画
私の叔父は自社企業の計画倒産により土地や家族を失い、人里離れた山奥に移住した。ソファに座りながら叔父は険しい表情で言った。「地球は丸い、誰かが征服をしようものなら追ってとぐるぐる回ることなる」

2019-04-19 20:55:19


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ユーザー名: whitmire
学校が異常気象で休みになった。
お題:大雨,雷,休校
今日は学校が休校になった。異常気象ということでテレビに映るアナウンサーが外出を控えるよう促している。僕もこんな滝のように落ちる大雨と鬼が襲来しているような落雷の中お外に行くなんてどうかしていると思う。

2019-04-19 19:41:20


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ユーザー名: fuyumura
丑三つ時、森の中にて。
お題:たき火,焼き芋,秋
「なんかさあ」
「うん?」
「焼き芋が食べたくなってくるね」

目の前でぱちぱちと音を立てる炎を覗き込んだ彼が呟く。
昼間の暑さを引きずる生温い風が吹く度、ふわりと舞い上がる火の粉。

「あんまり近づくと危ないぞ」
「だいじょーぶ」
「"だいじょーぶ"、じゃないだろ。髪が焦げる」
「あー」

屈み込むそいつの腕をとり、数歩下がらせる。

「なんで焼き芋?秋はもう少し先だろ」
「だってこれたき火みたいじゃん?たき火といえば焼き芋でしょ」
「ああ…そういうことね」

先程より少し勢いの強くなった炎を見遣る。
紅色の奥に透ける黒い影がごろり、と崩れる。そろそろ燃料を足した方がいいか。

「でもこの火で焼いたのは食べたくないよなー」
「…まあ、そうだな」

あっけらかんとした言い方に思わず苦笑する。確かに誰も食べたいとは思わないだろう。
その言葉に心底同意しながら、崩れた拍子に飛び出した"脚"を炎の中心に押し込んだ。

2019-01-11 15:16:14


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ユーザー名: 名無し
100字にしたら、前書きにもならなかった。
お題:朝,コーヒー,パン
朝はコーヒーとパンでいいという夫と、炊き立てご飯と納豆なしには一日が始まらない私。けれど毎朝、和洋二種類の朝食を用意するのは大変である。なので今日は洋食なら明日は和食と、一日おきに相手に合わせている。

2018-11-06 08:19:01


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ユーザー名: doldoni
お題:探偵,虫眼鏡,事件
僕は、虫眼鏡。
僕の目は、とても大きいんだ。だって、小さいものを大きく見るためだもん。その方がきっといいでしょ?
僕はいろんな旅をしてきた。といっても僕の持ち主が変わっていっただけだけどね。
いつも地面で寝そべって虫を見てる大学の昆虫博士、気難しそうに地球儀を見てる地理の先生、僕をカバンの底に入れっぱなしの男の子とか色々さ
今は、小さな町にある小さな探偵事務所にいるんだ。事件がいっこうに起きそうもない町にいる。いつも鏡の前で僕を持って若い探偵が決め台詞の練習をしている。
まだ僕の本当の出番はなさそうだ。

2018-10-30 06:27:11


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